弁護士さんの選び方・頼み方
長い人生、重い病気を1度もしないで過ごせれば良いのですが、実際はなにかとお医者さんのお世話になることができてしまいます。それと同じように弁護士さんのお世話になることも、また、なったほうが良いことも起きてしまうものです。
そんな時、どうしたらいいのでしょう。とくに初めてのときは不安ですので、こんな風に考えるのではないでしょうか「なにが必要なのかわからないけれど、とにかく必要な情報がほしい!」。
そこで、弁護士さんの選び方や頼み方についてまとめてみました。
まず問題を整理してみましょう
なにが必要かわからない!とにかく突然でパニックをおこしていて。
今まで、テレビやドラマの中くらいでしか見たことのない弁護士さんに相談しよう、しなくては、と考えるほどの事が起きているのですから、あわてるのは当然だと思います。
ですから、ここはぐっとこらえて、まず『深呼吸』を、次に『伸び』をして落ち着きましょう。
少し落ち着いたところで、紙と鉛筆を用意してください。いま起こっている問題がどういう事なのか、分かっている事を、絵でも文字でもいいので書いてみてください。
書いたものを見て、少し修正してまた見て、を繰り返す内になんとなく自分で理解できるくらいに問題が整理されてくると思います。
漠然と整理ができましたら別の紙に箇条書きで清書してください。
「問題は、その問題が整理された時点で解決したのと同じ。」という話を聞いたことがあります。その話が本当なら、もう解決したことになりますが、そこまで極端ではないにしても、一番初めに必要なことは、いま自分に起こっている事を自分なりに理解して、他の人に聞いてもらえるくらいまで整理することだと思います。
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弁護士さんは社会生活のお医者さん
初めて経験する体の不調で病院にかかることを思い浮かべてください。
まずは、お医者さんのところへ行って相談をします。自分の体のどこがどんな症状なのかを聞いてもらい、診察を受けます。その結果、軽い風邪のようなら薬や注射で治し、重いものなら入院、手術というように段階に応じて対処が変わってきます。
そこで、「弁護士さんは社会生活のお医者さん」と考えてはどうでしょう。
※( )内はお医者さんにかかった場合のイメージです。
まずは相談(初診)に行きます。ここでどんな事で困っているのか、また現在自分が置かれている状況など(体調や症状)を話します。
お話を聞いた弁護士さんは、資料を確認したり、頭をフル回転させながら、自分にあった対処法の提示(診察)をしてくれます。
相談だけで問題が解決すればOKですが、ここで解決しない場合、弁護士さんにお願い(通院)することも考えてみてください。
弁護士さんに依頼をすることで、法的な書類の作成や、自分に代わっての交渉(くすりの処方や注射)をしてくれたり、裁判(手術)になってしまう場合は、自分を守ってくれる大きな味方(執刀医の先生)になってくれます。
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信頼の出来る弁護士さん
弁護士さんにかかわらず信頼できる人とはどんな人でしょうか?
自分をだまさない人、いいかげんでない人、こころ根がよい人。様々にあると思います。大きな買い物をする時や、旅行に行く時、仕事上で新しい取引が始まるときなど不安で仕方ありません。
私たちが生きている社会には良い人ばかりではなく、悪い人もたくさんいますし、相手が良い人でも自分との社会的立場の違いによって、自分にとって迷惑なことや不利益を与えられることはしばしばあります。
苦しいときに助けてもらいたいこその弁護士さんなのに、その弁護士さんが悪い人だったら…。
でも、少し安心してください、なぜなら弁護士さんには倫理を守り自らを律するために弁護士職務基本規程というものがあるからです。また、この中でも序文として謳っていますが「弁護士は、基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とする。」そして「弁護士は、その使命を自覚し、自らの行動を規律する社会的責任を負う。」とあるように、一般企業とは違い「司法」の擁護者としての責任と自覚が必要とされる仕事なのです。
後は『人』対『人』ですので、話しをしてみて相手の人柄を感じることが大切だと思います。自分に僅かな余裕があれば、初対面の相手でも話をすることで、なんとなく“人となり”が見えて来るものです。
この文章を読んで少しでも気が楽になりましたら、勇気を持って相談に行き、自分にとって信頼のできる弁護士さんにめぐり合ってください。
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弁護士さんにお願いするといくらかかるの?
まずは相談、ということで相談料については5,000円~10,000円、相談時間については30分~1時間ということが多いようです。自治体や各地の弁護士会主催の無料法律相談というのもありますが、相談時間はやはり30分~1時間というのが多いようです。
弁護士さんへの費用はお願いする段階によって変わってきますが、一律のものではありません。目安として日本弁護士連合会さんのサイトに資料がありますのでこちらをご覧ください。印刷物がPDFで紹介されていますが、ざっくり知りたいということでしたら「市民のための弁護士報酬ガイド」(協北印刷株式会社で制作をさせていただきました)をお勧めいたします。
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弁護士さんに相談に行く前に
有料の相談でも無料の相談でも、相談時間は限られているのが一般的です。
弁護士さんに相談をすることで、自分の抱えている問題が解決することもありますので。できるだけ問題を整理してから相談に行くことをお勧めします。そこで、相談内容については、あらかじめ紙に書いておくのはどうでしょうか。
頭の中で整理がされてるから大丈夫と思っていても、初めて会う人と僅かな時間内でコミュニケーションをとりつつ相談をするのですから、余裕がなくなってしまうかもしれません。
それに、精神的な余裕ができれば、相手の弁護士さんがどんな人か考えることができますし、その場での新たな質問への対応をしてもらうこともできて、なにかとおトクです。
相談用の用紙(病院の問診表のようなものです sodan.pdf | 81KB)のサンプルをこちらに作ってみましたので、プリントアウトをしてお使いください。また、必ず聞いておかなくてはならない事や、大事なポイントには赤線を引くなどしておくと、さらによろしいかと思います。
弁護士相談は一般に予約制の相談が多いかと思います。事前に法律事務所に予約してからのご相談をお勧めします。
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